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M100以上でも誰でも数分で驚異的な軸力精度で締結可能
SUPERBOLT スーパーボルト

ボルトの締付トルクは、ボルト径の3乗に比例して増大す
るため、通常の方法では効果的な締結は困難

多くの課題が残る太径ボルトの締付/取外し

タービン等発電設備のケージング、製鉄所の圧延設備やプレス機等では、巨大なボルトの締め付けが頻繁に行われていますが、ハンマリングやヒーティング、油圧トルクレンチ等での締結では肝心の「軸力」を正確に得ることが極めて難しく、設計通りの軸力が得られていないがために、事故発生の原因となるケースが見受けられます。そのようなケースでは、ボルトを直接引き伸ばして軸力を得る「テンショニング法」をご推奨いたします。回して締め込まないため、かじり・焼き付きやねじりストレスからの折損も回避することができます。

世界で初めて開発した『機械式テンショニング』

スーパーボルトはトルクレンチ1本で太径ボルトが締結出来るため、下記に代表される多くのメリットがあります。

多くのメリット
ジャックボルトの締め付け

スーパーボルトの締結方法と製品のメカニズム

スーパーボルトは写真のようにナットボディにぐるりと配置されたジャックボルトを締め付けて行くことで巨大な軸力を得る製品です。ボルト/ナットを締め付けるトルクを小さなトルクに分散することで、手工具だけで締結ができ、設計軸力からの誤差は僅か±10%以下の驚くべき精度で、誰でも簡単に締結作業を行うことができます。

  • 太径ボルト1本当たりに30分以上を要する
  • 運転停止期間を1日でも1時間でも減らしたい
  • 設備納入後のメンテナンス費を削減したい
  • 現在の締付方法に危険作業が含まれている
  • 現在の締結は作業者の技量に左右される
  • 極めて正確な軸力で締結する必要がある
  • 非常に狭い箇所や高所に太径ボルトがある
  • 弾性力が求められる太径締結箇所あり

太径ボルトの締付方法 – 課題抽出チェックシート

お客様がテンショニング法の採用によってメリットを得られるかどうか、チェックシートをご用意しました。当てはまる項目があれば、安全性・コスト面両面で改善が可能です。

Before/Afterで見るスーパーボルトの採用事例

国内外での採用事例をご紹介します。スーパーボルトの採用前後で作業人数・時間(運転停止時間)の変化をご確認ください。

1. ボイラーフィードポンプのケーシング(M130)

ボイラーフィードポンプのケーシング

巨大な圧を閉じ込めるポンプのケーシングでは高精度な締結が求められるが、ハンマー打撃では高精度な締結は望めなかった。
スーパーボルト採用後は事故もなく運転停止時間は大幅に低減。

2. 鍛造プレス機のタイロッド締結(M460)

鍛造プレス機のタイロッド締結

手工具だけで締結できるスーパーボルト採用後は、仮設の足場が必要なくなり、
2日半に渡って稼働を停止していたメンテナンスも僅か6時間で作業が完了。稼働が丸1日止まってしまう日はなくなった。

3. 製鉄所熱延施設内の減速機(M100-150)

製鉄所熱延施設内の減速機

クレーンで吊るした300kgの分銅を仮設足場上で鐘つきの要領で打撃していたが、大きな事故リスクがありスーパーボルトを採用。
作業時間は大幅に削減し、作業の安全レベルも社内基準で最高レベルに改善された。

SUPERBOLT FAQ – よくある質問とその回答集

Q. スーパーボルトの納期はどれくらいかかるの?

通常は標準品で約1ヶ月、スペシャル品でも最長3ヶ月以内となります。

Q. どういうユーザーにニーズがある?

基本的にM30以上のボルトを使う方、打撃レンチや長尺レンチ、パイプレンチを買う方。 メーカーならプレス機や射出成型機、発電設備、回転機械メーカーが多いです。 事業者なら電力・製鉄・自動車メーカーが比較的に高いです。 M20程度でも高精度の軸力管理を行う理由で採用されるケースもあります。 スーパーボルト自体はM16以上ならご用意できます。

Q. ユーザーにどんなメリットがあるの?

現場なら、大きく3つ挙げられます。
① 作業時間の大幅短縮(メンテナンスコスト&ダウンタイム大幅削減)
② 身体的負荷の軽減と再現性(誰が作業しても同じ効果が得られ、高齢の作業者や女性でも作業可)
③ 作業の危険性ゼロ(特に製鉄製鋼業界が重視)
設計や開発部門にとっては軸力精度と現場での再現性が特に大きなメリットになります。

Q. こんなジャックボルトをいちいち締めていくと余計に時間がかかるでしょう?

例えば、M56の標準タイプをトルクレンチで締め付ける場合、1本当たり4~5分。 電動工具を使用すれば2分程度で締付が可能です。備品や設備を準備する必要もなく、ハンドツールのみで完了します。

Q. 初めて使うお客様に、取付時のメーカー立ち合いは頼めるの?

もちろんです。数量が多い場合やスーパーボルトでも締付が難しい程の狭所作業がある場合等、 ユーザー様の必要性に応じて工具のご提案やアドバイスも行えます。

Q. 軸力誤差が±5~10%以内というのは本当?

メーカーだけの試験結果ではありません。日本国内を含めてお客様の方で行われた検証試験でも 概ね±5%以内に収まっており、例外があっても±10%以内には収まっています。 ちなみに、一般的なボルトを回して締め込むトルク法での締付では、軸力誤差は±30%と言われています。