撤去できる施工が簡単なアンカー
ANCHOR BIRDS アンカーバード
誰が施工しても強度を保証
一般的なアンカーボルトはハンマーを使用し、打撃により強度を発現させるため、作業員の熟練度により強度のバラつきが発生する可能性があります。
アンカーバードは、誰が施工しても電動工具(インパクトレンチやインパクトドライバー)で施工することにより、トルクの力で強度を発現し、引張強度のバラつきを最小限に抑えます。
比較項目 | AB | 従来品 |
---|---|---|
引張強度のバラつきが小さい | ◎ | △ |
設置完了が目視確認できる | ○ | × |
ハンマー不要で安全施工 | ○ | △ |
日本製で安心品質 | ◎ | △ |
片手で施工できる | ○ | △ |
安全性の向上
<従来品>
・人によって施工強度の誤差が出る
・いろんな体勢で打つので、安定した強度を出しにくい
<アンカーバード>
・ハンマーを使わず電動工具を使うため体勢に左右されない
・設置完了が目視で確認できる
・コスト削減で海外製の物が多いが、全部国産品で安心品質
・インパクトドライバーによる施工のため両手が塞がること無く片手でできる
設置・撤去が簡単
埋め込まれたアンカーは、そのままにしておくとサビが原因で外壁を汚したり、コンクリート躯体にひび割れを発生させる原因となりますが、アンカーバードは撤去可能なため、これらの問題を解決します。取外し時も電動工具(インパクトレンチやインパクトドライバー)を使用しますので、容易な作業で撤去が完了します。作業効率が飛躍的に向上するので、現場の高い生産性にも大きな期待が寄せられています。
施工性の向上
従来品は1つ施工するのに1~2分掛かっていましたが、アンカーバードは3秒ほどで施工が可能です。
職人さんにヒアリングしたところ、以下のような意見を聞いています。
・とにかく早い
・手を打つ心配が無くなった
・施工が本当に簡単になった
・道具が一つ減ったのが良い
・逆打ちが楽になった
再使用可能
設置後、撤去可能なアンカーバードは、一度使用しても再度利用することができます。
以下のように様々なメリットがありますが、再使用する際は 『再使用の際の注意事項』をよくお読みになってからご使用ください。
・1回あたりの施工コストが減少
・やり直し施工が用意
・環境に優しい
開発のきっかけ
平成24年6月の台風4号が原因で、組んでいた足場が倒れそうになりました。 この際に、従来のアンカーを使用していましたが、組んだ足場に問題はなく、アンカー施工に一要因があったという事になりました。 自社のせいではないと言ったものの、「アンカーが悪いからそれでいいのだろうか?」と疑問に思い、 安全に施工できるアンカーがあったほうが良いのではないかと考えました。 調べたところ思うようなアンカーが既製品でなかったため、自分たちで開発することになったのがきっかけです。
アンカーバード製品を活用いただいた導入実績
・小学校施設改修工事
・団地外壁改修工事
・管理施設点検用足場
・ビル改修工事
・試験施工
・橋梁改修工事
・ビル外壁修繕工事
国土交通省新技術提供システム – NETIS登録商品
NETIS登録番号:CB-170027-A
NETISは国土交通省が新技術の活用・促進のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として、新技術情報提供システムを整備しました。NETISは国土交通省のイントラネット及びインターネットで運用されるデータベースシステムです。
[メリット]
公共工事等においてNETISに登録された新技術、アンカーバードを活用する事で、工事コストの縮減や工期の短縮が期待でき、技術評価点および工事成績評定点の向上が見込めます。
アンカーバードの取付け手順
穴あけ
ハンマードリルを使用し、穿孔する
清掃
孔内を清掃する
電動工具で挿入
アンカーバード本体を孔内に挿入し、電動工具にてトルクを加える
設置完了
内部コーンの挿入量を検尺し設置完了
アンカーバードの取外し手順
部材の撤去
取り付け部材を撤去する
電動工具でアンカー除去
電動工具を使用し、内部コーンをボディ末端部まで戻す
補修材の充填
アンカーバード本体を抜き取った後、補修材にて孔を充填する
取外し完了
穴が塞がり撤去完了
アンカーバード W1/2(コンクリート用)寸法表
品番 | ネジの呼び | アンカー外径 | 全長 | 有効ネジ長 | アンカー 埋込長さ | 穿孔深さ | 締付トルク | 穿孔径 | 最大引張荷重 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AB-4052 | W1/2 | 16.8 | 52 | 20 | 52 | 55 | 30N・m | 18.0 | 25.82kN |
AB-1252 | M12 | 16.8 | 52 | 20 | 52 | 55 | 30N・m | 18.0 | 25.82kN |
※最大引張荷重は、引張試験時のコンクリート強度 Fc=21N/mm2に基づく数値です。
※ アンカー本体を再使用する際は「再使用に関する注意事項」をよくお読みになってからご使用ください。
アンカーバード FAQ – よくある質問とその回答
Q. 再使用は可能なの?
再使用は可能です。
一回あたりの施工コストが減少、やり直し施工が容易、環境に優しいなどのメリットが挙げられます。
再使用する際は、『再使用の際の注意事項』をよくお読みになってからご使用ください。
Q. 撤去できるアンカーは他にあるの?
スクリュータイプのものがあります。
ネジ式なので引張強度が弱く、径が小さいのが現状です。
また、既存のアンカーを抜く工具は出ているものの、アンカーバードに比べ抜くのに時間が掛かります。
Q. 販売サイズは?
2019年6月現在、W1/2のみ販売しております。
M12は販売予定です。W3/8の販売も今後検討しています。
Q. 開いた後に戻るのはなぜ?
形状に特徴があり、特許取得と意匠登録をしています。
また、S45C材を用いて焼き加工をしており、硬さに特徴があります。
Q. 取り扱いのコツは?
撤去時のコツとして、雄ねじを全て抜ききる前に少し傾けると雌ねじと共に取れやすいです。
アンカー穴が深くてもツバが付いているため止まってくれる利点もあります。
Q. 引き抜くということで、打ちっぱなしに比べて撤去する時間的なコストが掛かるのでは?
抜く必要が無い工事であればそもそも撤去時間は掛かりません。
撤去指示が出る施工においては力を発揮します。また、施工にも従来品に比べると時短が図れるのが優れた点です。
Q. 耐食性は?
サンカクロメートメッキを施しており、赤錆防止の錆びにくい加工をしています。
また、海沿いにあるアンカーはステンレス品であってもいずれ錆びますが、
アンカーバードは撤去することでそのリスクを回避できます。海岸沿いでの撤去実績もあります。
Q. 現在購入はできるの?
2019年6月現在、W1/2に限り購入可能です。