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さようなら、可動部のガタつき。
Expander エクスパンダー

ピン穴に発生する摩耗は、マシンの維持費増大の要因となり、可動部の寿命を縮める大きな課題です

ピン穴の摩耗がもたらすマシンの品質への影響

従来のピンでは、ピン穴とピンの間に僅かな隙間が生じます。ピンの軸はその隙間のためにピン穴内部で動き、マシンの稼働にガタつきを生じさせるだけでなく、軸が繰り返し衝突することで衝突部が摩耗し、楕円状に変形してしまう事象が当たり前になっています。
一旦ピン穴に摩耗が発生すると、修繕工程では肉盛りや表面調整など大変な労力と時間、なによりコストを要する作業が必要です。これらは全てマシンを購入したお客様にとっては維持費の負担となり、上記のような修繕も無限に行えるものではないため、マシン自体の寿命にも大きく影響しています。

あらゆる設備機器の可動部を摩耗から守るソリューション

エクスパンダー・システムは、その可動部に起こる摩耗をピン穴内部の遊び(隙間)をゼロにする独自機構によって解決し、ガタつきや額な肉盛補修、頻繁なブッシュ交換を撲滅します。建設・土木・林業で使用される重機や工場設備にとって、可動部の摩耗解決は維持費削減に理想的なソリューションとなります。

多くのメリット
エクスパンダーの仕組み

エクスパンダー・システムの仕組み

1. テーパー付ピン
既存のピン穴に、穴加工なしでそのまま挿し入れます。
2. 拡張スリーブ
次に、スリットが入った拡張スリーブを取り付けます。
3. テンションワッシャー
後にスリーブを内側に押し込んで拡張させるテンションワッシャーを取り付けます。
4. ナットまたはボルト
最後に両端のナット(またはボルト)を締め込むことで、テンションワッシャーが拡張スリーブを内側に押し込んで行きます。拡張スリーブはピンのテーパーに沿ってスリットが開いて拡張し、ピン穴との隙間を埋めてしまいます。
5. 取外し作業
取り外しはこの逆で、ナット(またはボルト)を緩めて順番に取り外しを行います。特殊な工具や切断の必要はありません。
メーカー様でのスペックイン

エクスパンダー・システム導入のメリット
– メーカー様でのスペックインの場合 –

  • ピン穴摩耗解消によるマシン品質(寿命)向上
  • 本製品を純正品として貴社からの販売が可能
  • 3D CADEXによる迅速な設計対応と正確な性能評価
  • 標準品なら最短48営業時間以内に出荷が可能
  • カスタム品も設計開始から1ヶ月程度で納入可能
  • 設計者様・サービス担当者様へのトレーニング
  • 10年間または10,000時間の機能保証付
  • 販売先からの修繕依頼対応の低減
購入後の入替採用

エクスパンダー・システム導入のメリット
– 購入後の入替採用の場合 –

  • ピン穴の修繕、取付時の穴加工・肉盛が不要
  • 上記にて修繕費・修繕期間を大幅に削減
  • 簡単・迅速な取付/取外し作業で、誰でも作業可能
  • 標準品なら最短48営業時間以内に出荷が可能
  • カスタム品も設計開始から1ヶ月程度で納入可能
  • 設計者様・サービス担当者様へのトレーニング
  • 古い型式のマシンでもマシン寿命の延命が可能
  • 10年間または10,000時間の機能保証付

エクスパンダー・システムと従来ピンとの取付作業比較

BEFORE: 従来のピンを使用する際の取付作業(修繕時)

従来の取付作業

従来品のピンを使用していた場合では、まず現場作業ではリペアができないため、サービスセンターまでマシンを運搬するところからスタートします。しかし、サービスセンターからも即時引取に来るわけではなく、この時点で数時間~1日以上のロスが発生します。各作業工程に要する時間だけでも従来品のピンは、取り外しの際にピンをカットする必要があったり、研磨、塗装・乾燥が発生するため丸1日以上を要し、作業完了後もすぐに手元に運搬されて来るとは限りません。結局のところ、丸1日でマシンが修繕されて手元に帰ってくることは殆ど無いのが現状です。

AFTER: エクスパンダー・システムを使用する際の取付作業

エクスパンダーの取付作業

エクスパンダー・システムの取付作業では、ピン穴の摩耗具合が余程酷くない限りは、そのままテーパー付のピンを挿し入れるところから作業を開始できます。そのため、エクスパンダーは現場で取付/取外しが可能で、現場作業が可能というだけで、丸1日以上の時間を節約できる可能性があります。また、取付もページ上部の解説のある通り、ピンを挿し入れた後に両側にスリーブ、ワッシャーの順に取り付けた後、ナット(またはボルト)を締め込むだけです。実際には可動部を馴染ませるために可動域いっぱいまで何度かマシンを動かした後に最終的に増し締めを行いますが、その時間を考慮しても、最短で30分あれば交換作業が可能となります。

あらゆる建機・重機に

パワーショベル、バックホー等
アーム可動式建設機械での使用

どの可動部にもオールラウンドに使用でき、摩耗量が大きなピン穴に大きな効果

エクスパンダー・システムの最大のメリットは、ピン穴の摩耗を防止することでマシン自身の寿命を延命することにあります。そのため、最も大きな応力がかかるアーム可動部の駆動軸として、そして油圧シリンダーの接続部のピンとしての採用事例が最も豊富です。もちろん、使用箇所の形状やベアリングの有無、可動部近くの障害物の有無等によってエクスパンダーの形状も様々なものをご使用いただけます。

小型から超大型車両まで

ホイールローダーやブルドーザー等
車両型重機での使用

荷台やステアリングのシリンダー接続部、ブルドーザーのアタッチメントにも

エクスパンダー・システムは、ピン穴の隙間をゼロにすることができます。これは、マシン可動部のガタつきを最小限に抑えられることを意味しており、運搬車両に限らず、あらゆる可動部の動きを安定させます。想像を絶する大きな荷重を、比較的長時間に渡って支え続ける運搬車両ではこのようなガタつきの低減に加え、現場の安全性向上にも貢献いたします。ステアリングシリンダーにおいては、スウェーデンの大手建機メーカー様にて50,000時間(ほぼ6年間)連続での実地耐久試験を耐え抜き、試験後のエクスパンダーは新品時とほぼ変わらない機能を残していました。

設備機器の可動部に

製鉄所、洋上施設や生産プラント設備にも

洋上施設クレーンや製鉄所の圧延設備、空港・港湾設備やごみ焼却場等あらゆる可動部に

エクスパンダー・システムは、用途ごとに細分化された従来のピンとは違い、あらゆる設備機器の可動部に使用できるオールラウンドな製品です。過去に最も多いのはやはり建機での採用事例ですが、洋上施設や建設用クレーン、各種向上内での吊り下げ式クレーン、製鉄所や各種生産プラント、ごみ処理施設等、幅広い産業の設備機器で採用されています。 可動部にピンを使用し、そしてピン穴の摩耗が課題となっている全ての設備機器において、エクスパンダー・システムは革命的なソリューションになり得ます。

エクスパンダーが取得した主な証明書や許認可

エクスパンダー・システムが取得した主な証明書・許認可

  • アルフレッド・ノーベル財団開発賞受賞
  • 品質マネジメントISO9001:2000および環境マネジメントISO14001認証取得
  • TÜV Rheinland認可証取得
  • DNVによる認可証取得
  • 欧州主要企画であるDNV2.22、DNV-OS-E101および米国主要企画API specification 8C取得
  • 製品設計時の計算方式にてDNV認可を取得
  • ピン材料にてDIN(ドイツ工業規格)、EN(欧州統一規格)、ISO、ASTM(米国試験材料協会)、AISI(米国鉄鋼協会)、ANSI(米国国家規格協会)認可取得
  • ボルボ建機社の実地耐久試験にて連続50,000時間稼働

EXPANDER SYSTEM FAQ – よくある質問とその回答集

Q. エクスパンダーの納期はどれくらいかかるの?

標準品の場合、48時間後に出荷し輸送を含めて約2週間以内です(基本的には空輸)。

Q. エクスパンダーの材質は?

ピンはSCM435。高強度ステンレスもあり。 ボルト・ナット・スリーブはS45C相当。SUS製もあります。

Q. ピン径の寸法公差は?

標準で「h7」、大径になると「f7」の可能性もあります。その他の公差オプションもありますが、価格と納期が変動します。

Q. 耐熱温度は?

標準品(鉄製)で-30℃から200℃。全てSUS製の場合は最大550℃となります。

Q. メーカー純正品じゃないから保証が効かなくなるのが怖い・・・

車両メーカーの保証は効かなくなってしまいますが、エクスパンダー自体には10年間または10,000運転時間の機能保証が付与されています。

Q. 特殊な工具が必要では?

トルクレンチ、ハンマー等の一般工具があれば大丈夫です。

Q. どうやって取り外すの?

どなたでも簡単に現場で行えます。わかりやすいご説明資料を製品に同梱しています。

Q. 最小径と最大径は?

製品タイプにもよりますが、概ねφ10mm~φ400mm程度まで対応可能です。上記範囲外のサイズでも、スペシャル品として対応可能です。

Q. 車両のモデルがかなり古い型式で使い込まれているが使える?

型式の古さに関わりなくご使用いただけます。現状で安全に稼働できる車両であればエクスパンダーを使用して、これ以上の補修作業を無くして寿命を延ばすことができる点も本製品のメリットです。

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M100以上でも誰でも数分で驚異的な軸力精度で締結可能
SUPERBOLT スーパーボルト

ボルトの締付トルクは、ボルト径の3乗に比例して増大す
るため、通常の方法では効果的な締結は困難

多くの課題が残る太径ボルトの締付/取外し

タービン等発電設備のケージング、製鉄所の圧延設備やプレス機等では、巨大なボルトの締め付けが頻繁に行われていますが、ハンマリングやヒーティング、油圧トルクレンチ等での締結では肝心の「軸力」を正確に得ることが極めて難しく、設計通りの軸力が得られていないがために、事故発生の原因となるケースが見受けられます。そのようなケースでは、ボルトを直接引き伸ばして軸力を得る「テンショニング法」をご推奨いたします。回して締め込まないため、かじり・焼き付きやねじりストレスからの折損も回避することができます。

世界で初めて開発した『機械式テンショニング』

スーパーボルトはトルクレンチ1本で太径ボルトが締結出来るため、下記に代表される多くのメリットがあります。

多くのメリット
ジャックボルトの締め付け

スーパーボルトの締結方法と製品のメカニズム

スーパーボルトは写真のようにナットボディにぐるりと配置されたジャックボルトを締め付けて行くことで巨大な軸力を得る製品です。ボルト/ナットを締め付けるトルクを小さなトルクに分散することで、手工具だけで締結ができ、設計軸力からの誤差は僅か±10%以下の驚くべき精度で、誰でも簡単に締結作業を行うことができます。

  • 太径ボルト1本当たりに30分以上を要する
  • 運転停止期間を1日でも1時間でも減らしたい
  • 設備納入後のメンテナンス費を削減したい
  • 現在の締付方法に危険作業が含まれている
  • 現在の締結は作業者の技量に左右される
  • 極めて正確な軸力で締結する必要がある
  • 非常に狭い箇所や高所に太径ボルトがある
  • 弾性力が求められる太径締結箇所あり

太径ボルトの締付方法 – 課題抽出チェックシート

お客様がテンショニング法の採用によってメリットを得られるかどうか、チェックシートをご用意しました。当てはまる項目があれば、安全性・コスト面両面で改善が可能です。

Before/Afterで見るスーパーボルトの採用事例

国内外での採用事例をご紹介します。スーパーボルトの採用前後で作業人数・時間(運転停止時間)の変化をご確認ください。

1. ボイラーフィードポンプのケーシング(M130)

ボイラーフィードポンプのケーシング

巨大な圧を閉じ込めるポンプのケーシングでは高精度な締結が求められるが、ハンマー打撃では高精度な締結は望めなかった。
スーパーボルト採用後は事故もなく運転停止時間は大幅に低減。

2. 鍛造プレス機のタイロッド締結(M460)

鍛造プレス機のタイロッド締結

手工具だけで締結できるスーパーボルト採用後は、仮設の足場が必要なくなり、
2日半に渡って稼働を停止していたメンテナンスも僅か6時間で作業が完了。稼働が丸1日止まってしまう日はなくなった。

3. 製鉄所熱延施設内の減速機(M100-150)

製鉄所熱延施設内の減速機

クレーンで吊るした300kgの分銅を仮設足場上で鐘つきの要領で打撃していたが、大きな事故リスクがありスーパーボルトを採用。
作業時間は大幅に削減し、作業の安全レベルも社内基準で最高レベルに改善された。

SUPERBOLT FAQ – よくある質問とその回答集

Q. スーパーボルトの納期はどれくらいかかるの?

通常は標準品で約1ヶ月、スペシャル品でも最長3ヶ月以内となります。

Q. どういうユーザーにニーズがある?

基本的にM30以上のボルトを使う方、打撃レンチや長尺レンチ、パイプレンチを買う方。 メーカーならプレス機や射出成型機、発電設備、回転機械メーカーが多いです。 事業者なら電力・製鉄・自動車メーカーが比較的に高いです。 M20程度でも高精度の軸力管理を行う理由で採用されるケースもあります。 スーパーボルト自体はM16以上ならご用意できます。

Q. ユーザーにどんなメリットがあるの?

現場なら、大きく3つ挙げられます。
① 作業時間の大幅短縮(メンテナンスコスト&ダウンタイム大幅削減)
② 身体的負荷の軽減と再現性(誰が作業しても同じ効果が得られ、高齢の作業者や女性でも作業可)
③ 作業の危険性ゼロ(特に製鉄製鋼業界が重視)
設計や開発部門にとっては軸力精度と現場での再現性が特に大きなメリットになります。

Q. こんなジャックボルトをいちいち締めていくと余計に時間がかかるでしょう?

例えば、M56の標準タイプをトルクレンチで締め付ける場合、1本当たり4~5分。 電動工具を使用すれば2分程度で締付が可能です。備品や設備を準備する必要もなく、ハンドツールのみで完了します。

Q. 初めて使うお客様に、取付時のメーカー立ち合いは頼めるの?

もちろんです。数量が多い場合やスーパーボルトでも締付が難しい程の狭所作業がある場合等、 ユーザー様の必要性に応じて工具のご提案やアドバイスも行えます。

Q. 軸力誤差が±5~10%以内というのは本当?

メーカーだけの試験結果ではありません。日本国内を含めてお客様の方で行われた検証試験でも 概ね±5%以内に収まっており、例外があっても±10%以内には収まっています。 ちなみに、一般的なボルトを回して締め込むトルク法での締付では、軸力誤差は±30%と言われています。

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世界初の摩擦に依存しない緩み止め製品
NORD-LOCK WASHERS
ノルトロックワッシャー

ウェッジロッキング機構

回転緩みを物理的に起こさせない
ウェッジロッキング機構

ノルトロックは1982年に世界初の摩擦に依存しない緩み止め機構であるウェッジロッキング機構を開発し、ノルトロックワッシャーとして製品化しました。ノルトロックワッシャーは摩擦を利用するのではなく、ボルト締結体の軸力そのもので緩みを防止します。 2枚組のワッシャー外側のリブ面がボルト/ナットと相手材表面にグリップし、戻り回転が発生した際に内側のカム面の間が動く状態となります。カムの角度(∠α)がねじのリード角(∠β)よりも大きく設計されているため、戻り回転が起こるとカム面同士がスライドしてワッシャーの厚みが増し、ボルト/ナットが引っ張り上げられ、そのクサビ効果で物理的に緩みが防止されます。

 鉄製
ワッシャー
ステンレス
ワッシャー
254SMO®
ワッシャー
サイズM3~M130M3~M80M3~M39
表面処理浸炭焼入れ
デルタプロテクト
表面焼入れ表面焼入れ
対応温度帯-50℃~200℃-160℃~500℃-160℃~500℃

※サイズ表はPDFで用意しています。

ノルトロックワッシャーの
サイズ・材料・対応温度帯

ノルトロックワッシャーは、鉄・ステンレスに加えて耐食性を更に向上できる254SMO®材の3種を標準の材質としてご用意しています。ステンレスは316L相当品ですが、焼き入れ処理により表面層のみサビが発生する場合があります。緩み止め機能に影響はありませんが、僅かなサビも許されない環境でご使用の場合は、254SMO®をご推奨します。

ユンカー振動試験

ドイツ工業規格DIN65151に準拠した
ユンカー振動試験で実証

試験機に接続されたロードセルで客観的数値で軸力損失を測定できるユンカー振動試験は、現在世界で最もシビアな耐振動性試験と言われています。
ノルトロックワッシャーを使用した締結では初期なじみによる僅かな軸力低下が見られるものの、以降は確実に軸力を保持。ノルトロック以外の締結体では軸力を保持することができていません。

印字されたコントロール番号

トレーサビリティ

ノルトロックワッシャーは、常に最高品質のものをお届けするため、全ての製造工程毎に、個別に厳格な品質検査を行っているだけでなく、製造ロットごとにコントロール番号を付与し、完全なトレーサビリティを実現しています。このコントロール番号は、ノルトロックワッシャーが正規品であることの証明にもなり、全ての製品パッケージとワッシャーの製品本体にレーザーマークによって印字されているため、納入後にパーツBOXに移し替えた後でも、確実に製造情報を入手することができます。

小箱に入ったノルトロックワッシャー

製品の特徴

  • 標準工具ですばやく簡単に取付・取外しが可能
  • 摩擦を利用しないため、締結体に潤滑油を使用可能
  • 摩擦状態が明確で一定なため、より精度の高い軸力管理を実現
  • 標準ボルト/ナットと同じ温度条件で使用可能
  • 再利用可能(限度回数はピッチや軸力等で変動)
  • ボルト/ナットに負荷を与えず再利用性を確保
  • 高い耐食性
  • 強度区分12.9/12のボルト/ナットに使用可能
  • 軸力の大小や締結長さに影響されない緩み止め効果
製品生涯保証マーク

ボルト締結業界で世界初の製品生涯保証付き製品

ノルトロックワッシャーには、最初に取り付けた後、それが取り外されるまでの一生涯に渡って製品保証が付与されています。世界で初めて摩擦に依存しないウェッジロック機構を開発し、更に製品技術と品質向上の努力を積み重ねて来たノルトロック社はお客様に品質のお約束をいたします。

ノルトロックワッシャーのロック機能検証方法

ロック機能検証

ノルトロックワッシャーの緩み止め性能は、現場で簡単に検証いただけます。
解除時に内側のカム面の間で合マークが動いているか。 外側のリブ面が相手材とボルト/ナットにグリップしていれば、 合いマークはカム面の間で動きます。 解除した後、ボルト/ナット座面と相手材表面の双方にグリップ跡が残っているか。 上記2点を満たしていれば、ノルトロックの緩み止め機能は発揮されています。

ノルトロックワッシャーの使用方法と注意点

タップ穴

タップ穴

ボルト/ナットと相手材の間に取り付けてご使用ください。

座繰り穴

座繰り穴

ワッシャー外径がボルト頭より大きな場合があるため、事前に寸法をご確認ください。

貫通穴

貫通穴

必ずボルト側・ナット側両方に使用し、両側共に緩み止めを行ってください。

スタッドでの使用

スタッドでの使用

接着剤を使用することなくご使用いただけます。

長穴や下穴が大きい場合、相手材が柔らかい場合

長穴や下穴が大きい場合、相手材が柔らかい場合

外径を広げた幅広タイプのSPワッシャーをご推奨します。フランジボルト/ナットと併用いただくと、より効果的です。

ご使用いただけない場合

以下のような構成ではご使用いただけません

  • 平座金・スプリングワッシャー等との併用
  • 相手材がノルトロックワッシャーより固い場合
  • 相手材が非常に柔らかい場合(木材・軟質樹脂等)
  • 相手材表面が陥没、または大きくなじむ場合
  • 被締結材間やボルト/ナットとの間が滑る構成
  • 中間留め等で軸力が発生しない場合