世界初の摩擦に依存しない緩み止め製品
NORD-LOCK WASHERS
ノルトロックワッシャー
回転緩みを物理的に起こさせない
ウェッジロッキング機構
ノルトロックは1982年に世界初の摩擦に依存しない緩み止め機構であるウェッジロッキング機構を開発し、ノルトロックワッシャーとして製品化しました。ノルトロックワッシャーは摩擦を利用するのではなく、ボルト締結体の軸力そのもので緩みを防止します。 2枚組のワッシャー外側のリブ面がボルト/ナットと相手材表面にグリップし、戻り回転が発生した際に内側のカム面の間が動く状態となります。カムの角度(∠α)がねじのリード角(∠β)よりも大きく設計されているため、戻り回転が起こるとカム面同士がスライドしてワッシャーの厚みが増し、ボルト/ナットが引っ張り上げられ、そのクサビ効果で物理的に緩みが防止されます。
鉄製 ワッシャー | ステンレス ワッシャー | 254SMO® ワッシャー | |
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サイズ | M3~M130 | M3~M80 | M3~M39 |
表面処理 | 浸炭焼入れ デルタプロテクト | 表面焼入れ | 表面焼入れ |
対応温度帯 | -50℃~200℃ | -160℃~500℃ | -160℃~500℃ |
※サイズ表はPDFで用意しています。
ノルトロックワッシャーの
サイズ・材料・対応温度帯
ノルトロックワッシャーは、鉄・ステンレスに加えて耐食性を更に向上できる254SMO®材の3種を標準の材質としてご用意しています。ステンレスは316L相当品ですが、焼き入れ処理により表面層のみサビが発生する場合があります。緩み止め機能に影響はありませんが、僅かなサビも許されない環境でご使用の場合は、254SMO®をご推奨します。
ドイツ工業規格DIN65151に準拠した
ユンカー振動試験で実証
試験機に接続されたロードセルで客観的数値で軸力損失を測定できるユンカー振動試験は、現在世界で最もシビアな耐振動性試験と言われています。
ノルトロックワッシャーを使用した締結では初期なじみによる僅かな軸力低下が見られるものの、以降は確実に軸力を保持。ノルトロック以外の締結体では軸力を保持することができていません。
トレーサビリティ
ノルトロックワッシャーは、常に最高品質のものをお届けするため、全ての製造工程毎に、個別に厳格な品質検査を行っているだけでなく、製造ロットごとにコントロール番号を付与し、完全なトレーサビリティを実現しています。このコントロール番号は、ノルトロックワッシャーが正規品であることの証明にもなり、全ての製品パッケージとワッシャーの製品本体にレーザーマークによって印字されているため、納入後にパーツBOXに移し替えた後でも、確実に製造情報を入手することができます。
製品の特徴
- 標準工具ですばやく簡単に取付・取外しが可能
- 摩擦を利用しないため、締結体に潤滑油を使用可能
- 摩擦状態が明確で一定なため、より精度の高い軸力管理を実現
- 標準ボルト/ナットと同じ温度条件で使用可能
- 再利用可能(限度回数はピッチや軸力等で変動)
- ボルト/ナットに負荷を与えず再利用性を確保
- 高い耐食性
- 強度区分12.9/12のボルト/ナットに使用可能
- 軸力の大小や締結長さに影響されない緩み止め効果
ボルト締結業界で世界初の製品生涯保証付き製品
ノルトロックワッシャーには、最初に取り付けた後、それが取り外されるまでの一生涯に渡って製品保証が付与されています。世界で初めて摩擦に依存しないウェッジロック機構を開発し、更に製品技術と品質向上の努力を積み重ねて来たノルトロック社はお客様に品質のお約束をいたします。
ノルトロックワッシャーのロック機能検証方法
ノルトロックワッシャーの緩み止め性能は、現場で簡単に検証いただけます。
解除時に内側のカム面の間で合マークが動いているか。
外側のリブ面が相手材とボルト/ナットにグリップしていれば、 合いマークはカム面の間で動きます。
解除した後、ボルト/ナット座面と相手材表面の双方にグリップ跡が残っているか。
上記2点を満たしていれば、ノルトロックの緩み止め機能は発揮されています。
ノルトロックワッシャーの使用方法と注意点
タップ穴
ボルト/ナットと相手材の間に取り付けてご使用ください。
座繰り穴
ワッシャー外径がボルト頭より大きな場合があるため、事前に寸法をご確認ください。
貫通穴
必ずボルト側・ナット側両方に使用し、両側共に緩み止めを行ってください。
スタッドでの使用
接着剤を使用することなくご使用いただけます。
長穴や下穴が大きい場合、相手材が柔らかい場合
外径を広げた幅広タイプのSPワッシャーをご推奨します。フランジボルト/ナットと併用いただくと、より効果的です。
以下のような構成ではご使用いただけません
- 平座金・スプリングワッシャー等との併用
- 相手材がノルトロックワッシャーより固い場合
- 相手材が非常に柔らかい場合(木材・軟質樹脂等)
- 相手材表面が陥没、または大きくなじむ場合
- 被締結材間やボルト/ナットとの間が滑る構成
- 中間留め等で軸力が発生しない場合